スタジアムグルメ・スタジアム
カシマスタジアムについては近年コロナ禍だったり日曜夜開催だったりで足が遠のいていたが、今年を見送るといよいよしばらく行けなさそうな雰囲気が俄に漂ってきたので、2019年以来、実に5年ぶりにカシマスタジアムへ赴いた。
蒲田→東京駅→カシマの道程でだいたい3時間くらい。
スタグル1品目、ハム焼き700円。アルミホイルに包まれてアチアチで渡してもらえる串焼きは13インチMacBookの横幅と同じくらいの長さがあり、1本だけでも最高の満足感でハラを満たしてくれる。1品目から夢が叶いすぎている。
2品目はバックスタンド側コンコース(ビジター自由席禁足地)の「ゆがふ」より、トマトもつ煮込み600円。濃厚なトマト味のスープと人参はビーフシチューのような雰囲気があり、ノーマルもつ煮とは違った雰囲気でもつを楽しめる。パンも付いていて主食ロールもできる、俺らの10番宮澤裕樹のようなポリバレントな一品。
鹿島vs札幌
今回はバックスタンド前方、年イチでゴール裏以外から観る休バモ日とした。バックスタンドも素晴らしい眺めである。
・初めて現地で観た大崎はとても良かった。鈴木優磨との勝負は流石に相手に分があったが、攻めに転じてからの目を引くような縦パスだったり、札幌のポゼッション()からの持ち上がりでも随所で危険な位置に陣取っていたりで非常にOwnerShipを発揮している印象を受けた。
・きょうの田中「顔が良い」宏武はクロス量産モードでやれることをやっていて大変良かった。大森との絡みで最深部まで進入してからのマイナスクロスには可能性を感じた。
・鹿島サポの応援で耳に残ったのはドラゴンボール原曲の鹿島の名古のチャント。センスが素晴らしい。
・1失点目から全体的にシュンとして交代選手に瞬く間に2失点目を奪われ、さらにシュンとしてチャブリッチの3点目未遂の流れ、もう勘弁してくれ〜という感じである。
・試合後の札幌ゴール裏。うなだれる選手を静かに迎えてコルリが鼓舞して、挨拶を終えた選手の背中にチームコール。負けが込んでブーイング→無反応→拍手→即撤収の反応をぐるぐる周回するのは降格圏チームのカルマであるが、8連敗にもなるとその「輪」からも脱線してしまうという、なかなか辛い光景を目の当たりにしてしまった。
・そんな試合後のゴール裏の光景よりもしんどかったのは試合終了間際のバックスタンド。札幌ゴール裏至近だったので鹿島サポ:札幌サポが3:7くらいだったのだが、鹿島2点リードの後半40分くらいに差し掛かったところで鹿島サポがそそくさと撤収し始めたのである。(敗色濃厚の札幌サポではなく、鹿島サポが!)
おそらく駐車場の混雑を避けるためだろうが、とはいえ危険なスコアである2-0、近年ずっとふざけ気味のATを考慮すれば実質10分も残っている状況において勝っているチームのサポーターが勝利を確信して先にゾロゾロと帰る光景はもうなんかグロテスクというか、負け試合を突きつけられるサポーターの心をある意味最も強く抉る現象だなあと感じた。しんどい。
・ということで次回の参戦予定は天皇杯山形戦をスキップし(行きたかったけど仕事の業務状況から有給を取るのが無理そう)、7/20のアウェイ浦和戦埼スタゴール裏。新戦力のジョルディ・サンチェスとフランシス・カンのプレーを目に焼き付けて、願わくば試合結果が阿鼻叫カン(激ウマギャグ)にならならないことを祈るばかりである。
以上