光る君へ展と忍術村とヨドコウ(2024アウェイC大阪戦遠征)

コンサドーレ/その他サッカー、スポーツ

観光!

中之島図書館

1日目。最近は勉強のため東京神奈川の図書館巡りが趣味化しているので、大阪では中之島図書館が高名であるという情報を目にしたので行くことにした。
付近にコロシテ君もいた。

中之島図書館。カッケ〜!

設計は住友家の建築技師長であった野口孫市氏により、日高胖氏が技師として参加した。外観はルネッサンス様式を、内部空間はバロック様式を基本としながら、優れたデザイン力による格調の高い建築である。コリント式円柱に支えられる正面はギリシア神殿を、ドーム状の中央ホールは教会を思わせる造りとなっている。

https://www.library.pref.osaka.jp/site/nakato/tatemono.html

正面入り口の柱とかたしかにギリシャの神殿っぽい。ギリシャ行ったことないけど。

内装。ロビーに当たる部分は天井が高い吹き抜けと螺旋階段の構造で、どことなく北大博物館に通ずる雰囲気があった。

蔵書エリアでは、ちょっと珍しい社史コーナーが広めにとってあり、普段お世話になっているパーナー企業の社史もあって思わず読み耽ってしまった。社史とか面白くないわけないですよね。

大阪城

1日目の残りは特に行きたいところも思いつかなかったので、そういえば大阪城ってちゃんと行ったことなかったなと思い大阪城に行くことにした。
大阪城。見渡す限りインバウンド客しかおらず、まるで人種の坩堝ニューヨークに来たのかと思った。ニューヨーク行ったことないけど。

天守閣のメイン展示は大阪夏の陣屏風。同じフロアにある解説ワイドシアターでは合戦における各武将の振る舞いや、城から命からがら脱出を試みる侍女たちの悲喜交交が克明に解説されており、日本の歴史とは中学で絶交した高校日本史未履修勢の自分にとっては新鮮で非常に面白かった。全国の城モノ展示を見てきたが、間違いなくトップクラスに面白い。

大阪城を出るタイミングで強めの雨が降っていて売店に傘も置いておらず狼狽えていると、おそらくインバウンドの方がレジに「Umbrella, please」と言うやいなや売店の方がおもむろにバックヤードから傘を持ってきて、隠しコマンドで傘を買えることを知り事なきを得た。もうどっちが外国人観光客かわからん。

NGK

2日目の朝はNGKの朝一公演。

ヨネダ2000 習い事
インディアンス 子供が産まれた
天才ピアニスト 変な親
桂小枝 娘と動物園に行く
ザ・ぼんち おしどり夫婦
矢野・兵動 声を掛けられる
ミルクボーイ オカンの好きな動き/動物
中川家 試着室/電車
新喜劇 不思議の森のスパッツ男

この前Twitter上でラニーノーズのやばいファン騒動が起きたとき、あるお笑いファンの方の「ラニーノーズを面白いかどうかで見たことなかった。傘回しみたいな『おめでたさ』を見るものだと思っていた」という意見を見て激しく膝を打ったのだが、まさにヨネダ2000の世界観とかインディアンスのボケラッシュとかは(もちろんベースに面白さがあるのは前提として)おめでたさ満載の漫才として見るとさらに魅力を味わえる感じがした。

宇治

2日目昼過ぎは京都方面へ。京都市はインバウンド客に制圧されてニューヨーク化しており近づき難いので、ちょうど「光る君へ」展を開催している宇治へ行くことにした。
京アニの「響け!ユーフォニアム」の看板。かわいい〜

宇治の川。

ということで光る君へ展。

写真コーナー。自撮りしとけばよかった。

衣装展示。

十二単の現物展示。めちゃくちゃ重い。

撮影禁止エリアだったが、道長と紫式部が実際にしていた文通が展示されていた。
道長が紫式部に対しては会いたい会いたい!みたいな強火気味のトーンなのに、紫式部が全部漢詩を引用して「過ぎたことを悔いていても仕方のないことだ」みたいな温度感で打ち返していて、言うなれば現代の女性が脈無し男性から来るLINEを全部スタンプで躱すような感じで大変趣深かった。
光る君へのドラマでは二人の敵わぬ相思相愛の恋模様がフィーチャーされているが、実際は道長が割と一方的に異性としてゾッコンになった感じなのかなと思った。(個人の解釈である)

展示を観終えて宇治を散歩する。紫式部像。

宇治の景観に配慮したスタバ。

平等院。

宇治のお抹茶とわらび餅。全く甘くなく、めまいがするほど渋い。
これが本来のお抹茶の味わいだとして、宇治の抹茶職人さんとかはスーパーで売ってる甘ったるい抹茶チョコとか抹茶オレに絶対ブチギレていると思う。

お土産店の抹茶ラングドシャ。中国語で「白い恋人みたいなやつ」と書かれており、白い恋人のブランド力の高さが垣間見える。石屋製菓誇らしい。


宇治もインバウンドだらけやんけ!

甲賀の里忍者村

3日目は滋賀県の甲賀の里忍術村へ。
大阪に住んでいる大学時代の友人と行く予定が、前日夜に業務都合でキャンセルをかましてきたので32歳忍術村ソロプレイ異常独身男性として行く羽目になった。

中華料理で昼食を済ませ、タクシーも止まっていなかったので徒歩30分で忍術村へ向かう。
道中はのどかな田園風景と山あいの中を進むルートで、天気も良く歩いていて非常に気持ちが良かった。

そんなこんなで忍術村着。看板も忍んでいる

中央広場には看板とマスターハンド。

忍者屋敷ではスタッフさんが10分くらいで屋敷内の解説をしてくれる。

屋敷の入り口を入るといきなり落とし穴が待ち受ける。
もう発想がベトコンなのよ。

囲炉裏は下の部分が開いて、そこから脱出できるようになっている。
いや熱くないか?

竹の壁伝い。竹に切れ目が入っていて、ボルダリングの横移動の要領で伝っていく。

マスコットキャラクター・吉幾三。

手裏剣道場。6スロー300円で課金して遊ぶ。

手裏剣は本格的な金属製で、スタッフの指導を受けながら的当てを遊ぶことができる。

甲賀の里忍者村 手裏剣道場

手作り道場。木で荒切りされた手裏剣を素焼きの飾り物に加工するまでを体験できる。600円。
まずはヤスリで面取りをしていく。

面取りが完了したら、職人のおじさんがバーナーで炙ってくれる。
表面を焼くことでカビを抑える効能があるようだ。

忍法・手裏剣炙り(甲賀の里忍術村)

手裏剣が完成。修学旅行の思い出感強め。

忍術村は32歳異常独身男性のソロプレイでも十分に楽しめる。家族連れとかで多分もっと楽しい。知らんけど。

メシ!

膳や(なんば:定食)

当方が日本一うまい定食チェーンだと思っている大阪の定食チェーン。
白米、豚汁、鯵南蛮、肉じゃが。これで1,000円ちょっと、夢が叶いすぎている。

あたりや食堂(なんば:立ち飲み)

なんばの立ち飲み屋。カウンターが非常に広く取られていてひとり客に優しい。
隣のスタミナパンのトシダタカヒデ似のおじさんが一人飲みをしていたので、乾杯をしたらおもむろに会話が始まってそこから楽しく飲むことができた。あまり内容のある会話をしたわけでもなく、そのおじさんは書道が凄く上手いことだけ覚えている。

天ぷら。酒が飲める、飲めるぞ!

こぼれ寿司。夢が叶いすぎている。

近江ちゃんぽん亭(淡路町)

ちゃんぽんは長崎ブランドがめちゃくちゃ強いのは言うまでもないが、負けじと近江ブランドのちゃんぽんも相当にうまい。このちゃんぽん亭は関東に店舗が無く、近江ちゃんぽんを食べたければ大阪または滋賀まで赴く必要がある。それか磐田

長崎ちゃんぽんは豚骨のクリーミーなスープに炒めた野菜の香ばしさが絡まって濃厚な味わいだが、対して近江ちゃんぽんは薄い醤油ベースに肉と野菜を煮込んでじっくり出汁を摂ることであっさりとした旨味を出している。スープも全部飲める。

しば犬(なんば:立ち飲み)

2日目夜もなんば、目に止まった立ち飲み屋にピットインする。


左の小鉢は大根の皮のつけもの。きんぴらごぼうとたくあんの丁度中間のような味わいで癖になる。自宅でも作ってみたい。

ありがてえ、宗教に合致するビールだ!

サクラマスのお刺身。脂が乗っていて美味である。

阪神・近本の入団前のサインボール。近本の古参。

中華料理 隆豊園(甲賀)

甲賀駅周辺でランチをやっている店がここくらいしかない、ありがたい中華屋。

麻婆豆腐とラーメンのセット。近所のような安心感を与えてくれる普通のおいしさ。

たぬき(北新地:串揚げ)

インバウンドで溢れる北新地で入れそうな店を探し、串揚げ屋の「たぬき」に流れ着いた。

最初のどて煮から爆裂に旨い。

名物豚ヘレを含む串盛り合わせ。酒が飲める、飲めるぞ!

シメの海苔茶漬け。付け合わせのお漬物も旨いのが流石である。

釜ひろ(鶴ヶ丘:うどん)

4日目、ヨドコウ桜スタジアムの最寄りでうどん屋に入る。

肉うどんと明太ご飯セット。牛肉の旨味が溶けこんだ出汁が無限に飲めると思うほど旨く、大阪のうどんの格の違いを見せつけてくる。餅は餅屋、東日本は蕎麦屋、西日本はうどん屋。
セットの明太ご飯も主役級にうまく、でかい明太が梅干しのようにねっとりとした食感でご飯にピッタリ絡みついてきて、明太子の風味が最大限に増幅されて舌に伝わってくる。

なお家(阿波座:お好み焼き)

そういえばお好み焼きをまだ食べていなかったと思い、荷物を預けていたスーパーホテル阿波座の最寄駅でアリバイ作りとしてお好み焼き「なお家」にピットインした。

お好み焼き屋だが、酸味の抑えられたキムチがめちゃくちゃ旨い。
大阪のキムチはたこ焼き、お好み焼きと並んでもっと派手に目立っても良いと思う。

シーフード玉。これは期待通りにきちんと旨い。

C大阪戦!

ということで大阪遠征最後の予定にしてメインのセレッソ戦。初長居、初ヨドコウである。

ゴール裏。ヨドコウ桜スタジアムはホーム側ゴール裏がノースペースなのに対してアウェイゴール裏はラグビー等の球技用スペースが不当に割り当てられており、ホーム側のスペースも吸収して三ツ沢や博多の森よりも2倍ほど離れているのかなと思ったら案外そうでもなかった。他の球技専用スタジアムと同じくらいの近さである。といってもホームとアウェイスタンドに格差があること自体が気に入らないのではあるが。

セレッソの選手紹介では某2名に特大ブーイング。僕は自分ルールでブーイングを控えたが、ブーイングはまあ、でしょうねという感じである。

C大阪vs北海道コンサドーレ札幌 選手紹介 田中駿汰とルーカスへの反応は…(2024/05/03 ヨドコウ桜スタジアム)

試合の雑感。
・近藤は開幕戦で見た時よりも中への侵入やクロスが増えて格段に良くなっている印象があった。偉大な金子拓郎ロールに順調に近づいている。
・浅野のゴールが入った瞬間はハイタッチとかそんな穏やかな反応ではなく、前後左右激しく揉みくちゃになってゴール裏全体で喜びが爆発していた。フクアリで内村がゴールを決めたのかと思った。
・菅ちゃんがPKを与えたシーンは、ゴール裏からの視点では明確に菅ちゃんがルーカスを押したように見えていて、PKもやむなしかなと思った。
・初スタメンとなった家泉は大変良かった。この試合は両チームのサイド交換がされて後半は札幌の守備が目の前になったのだが、何度も家泉のナイスな弾きを見ることができた。PKのきっかけとなるパスミスがあったがそれも糧にしてほしい。
・後半途中から警備員がゾロゾロ札幌ゴール裏前に集結して、コアサポと睨み合いみたいな感じになっていた。一時的にコールリーダーも居なくなった(最終的には戻ってきた)のだが、結局あれは何で揉めていたのだろうか。

【セレッソ大阪×北海道コンサドーレ札幌|ハイライト】2024明治安田J1リーグ第11節|2024シーズン|Jリーグ

・試合後には駿汰とルーカスが挨拶に来た。駿汰はピンクが似合わないから早く海外へ行け。

以上

その他観戦記、旅行記は↓より。

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