7月の3連休は特に北海道へ帰省する予定は無かったのだが、親族の訃報に触れて急遽土曜日に岩見沢の実家に帰ることになった。葬儀等が土曜日中につつがなく終わり、月曜日に東京に戻るまで暇を持て余すこともあり、折角なので日曜日のJOIN ALIVE2日目に行ってきた。岩見沢市民ながらJOIN ALIVEには初参戦だったのだが、岩見沢キタオンで繰り広げられた大規模音楽フェスと初めて生で見る人気者たちは想像の5兆倍くらい最高だった。
以下、特に最高だったアーティストの感想メモ。
サンボマスター
- 輝きだして走ってく
- ヒューマニティ!
- 青春狂騒曲
- 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
- Futures is Yours
- できっこないを やらなくちゃ
- 花束
サンボマスターを生で見るのは初めてだったのだが、もうステージに出てきた瞬間から100%サンボマスター、ブライアン・メイを初めて生で見てもまごうことなきブライアン・メイだと認識できるかのような、テレビで見た通りのサンボマスターだった。ブライアン・メイ生で見たことないけど。
3曲目の青春狂騒曲からおもむろにモッシュとダイブが始まって、前方エリアは瞬く間に揉みくちゃのてんやわんやになり、山口さんからは早口で「おい怪我だけは気をつけろよ!」「全員優勝していくんだからな!」の熱い気遣いの声。モッシュが起きている時はステージへの視界がほぼ無い中、サビに入ったらみんなで一緒に大合唱。ノリが海外のフェスかと思った。海外のフェス行ったことないけど。
Futures is Yoursでは「君はいた方がいいよ」を山口さんがしつこくしつこくコール&レスポンスし、途中から本気で泣きそうになって声が出なくなった。これが生のサンボマスターかあ〜!!
サンボマスターの出番が終わった瞬間、自分も周囲の人も服を着ながらサウナにでも入ってたかのようにぐっしょり汗だくになっていて、「すごいもん見ちゃったね…!!」といわんばかりのザワザワ感が前方エリア全体に残っていた。1日券の1万2千円、サンボマスターだけですでに元を取った気分になった。
OKAMOTO’S
- 90’S TOKYO BOYS
- NO MORE MUSIC
- Sugar
- なんかホーリー
- Dance With You
- BROTHER
- Beautiful Days
JOIN ALIVE唯一の室内ステージ、VELVET CIRCUSステージでOKAMOTO’Sを初めて生で観た。
OKAMOTO’Sはハマ・オカモトを知っているだけで1曲も知らない状態だったのだが、最初の90’S TOKYO BOYSからえもいわれぬグルーヴ感がボン!とぶつかってきて、あ、これ滅茶苦茶ハマるやつだと思い完全に引き込まれた。6曲目のBROTHERでは、あ、THE SECONDの決勝の出囃子ってOKAMOTO’Sだったんだ!となった。これは鬼リピしそう。
ベースの動き方と音圧が特に良かったなあ…えっ、本職のハマオカモト欠席!?ベースを弾いているのはギターの人!?4人分を3人で回しているの!?これで完全体ではない!?!?!?えぐ!!!(小並感)
あとドL’(L’Arc~en~CIelが大好きな人たち)的には、ラルクが好きな人にOKAMOTO’Sはかなりハマりやすそうと思った。表面的なジャンルとか世界観は全然異なるが、写実的な歌詞、ギターとドラムのトーン、ベースの動き方、ボーカルのカリスマ性溢れる佇まいはかなり本質的にラルクに似ていると感じた。
THE FIRST TAKEでの90’S TOKYO BOYSのアウトロとかもうだいぶラルク。ここからシームレスでいばらの涙に入ってもギリ気づかなさそう。
秋から47都道府県ツアーやんの!?絶対行く!!!!!
新しい学校のリーダーズ
- Toryanse
- Omakase
- Giri Giri
- オトナブルー
- Arigato
- Forever Sisters
- CANDY
- WOO! GO!
- Suki Lie
- Fly High
- Tokyo Calling
- NAINAINAI
新しい学校のリーダーズは「オトナブルー」しか知らない状態で初めて生で観た。結果、1曲目のToryanseと2曲目のOmakaseで全然「オトナブルーの人たち」じゃないじゃん!と印象が180度変わった。想像の100倍パワーに満ち溢れていた。
冒頭から、とおりゃんせとおりゃんせ(♪テッテッテテ)、AG!におまかせ(♪ドゥンドゥンドゥンドゥン)と和太鼓テイストのバッキングトラックが爆音で流れ、4人がダイナミックにひたすら踊り狂って会場全体を別空間に誘う様は、打ち込みベースで首振りダンスをする「オトナブルー」とだいぶ雰囲気を異にするものだった。生で観たことが無い人に「オトナブルーの人たち」としてのみ認識されているとしたら逆に損しているような気がする。
新しい学校のリーダーズもライブに行きたい!調べてみたら9/27にライブをするようだ!会場は?シアトル!?そりゃ無理だ!!
日食なつこ
- 水流のロック
- 致死量の自由
- ダンツァーレ
- 大停電
- エピゴウネ
- Fly-by
- 音楽のすゝめ
- Dig
- LAO
- ログマロープ
M-1グランプリ2023のテーマソング「ログマロープ」のみ知っている状態で初めて日食なつこを見た。いや〜、最高だった。1曲1曲の良さはもちろん、曲とMCと曲がつなぎ目もなく流れるように進んでいって、ひとつのステージで一つの巨大な曲を聴いているようだった。
曲のパフォーマンスだけでなく曲間のMCも面白くて、最前列で「なつこさーーん!」と声を張る熱狂的なファンには「君ん家行くぞ!?」と返せば「出てくるおかずでセトリが決まる」と続けてオーディンスをどっと沸かせる一幕もあり、終始余裕とウィットに飛んだ引き込まれるMCだった。
最後は唯一事前に知っていた「ログマロープ」がかかり、みんなで「♪は〜がねの心臓」を歌うブチ上がり大団円となった。
日食なつこのライブも行きたい!12/14に札幌!?1週早ければホーム柏戦とくっつけて参戦できたのに!
JOIN ALIVE最高ウゥ〜
7月の北海道、アーティストが豪華、前方エリアに入り放題、公園内なので歩いて気持ち良い、実家からチャリで30分のJOIN ALIVEは想像の50兆倍くらいの最高のフェスだった。岩見沢市民なのにJOIN ALIVEが最高のフェスであることを知らない人が多々いる(自分もそうだった)のは非常に勿体無いので、岩見沢市には市内の中学生高校生へタダ券を配って芸術鑑賞の授業扱いにするくらいの男気を見せてほしい。
JOIN ALIVE2025も7月の3連休に開催されるようなので、今度は2日ぶっ通しで是非参戦したい。この時期の東京からの飛行機は鼻血が出るくらい高いけど。
以上